ステージ4で「打つ手なし」と
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肺がん

日本人の死因の中でも、かなりの割合を占める肺がんについて詳しく解説します。

肺がんとは

肺がんとは、肺から発生するがんのことです。厚生労働省によるがん死亡率統計では1993年以降、それまで男性のがんによる死因において1位だった胃がんを抜き、死亡率第1位のがんになりました。

肺がんの原因と症状

肺がんの原因として、やはり喫煙が大きく影響するといわれています。日本人を対象として2008年におこなわれた研究では、男性で4.8倍、女性で3.9倍喫煙者の肺がんリスクが高いという結果になりました。

肺がんの主な症状は、いつまでも続く咳、血痰、胸の痛み、呼吸時にぜーぜーと音がする(喘鳴/ぜいめい)、息切れなどです。しかし、これら全ての症状が必ず出るわけではなく、無症状のままがんが進行するケースも多く見られます。症状があった場合でも、風邪や喘息だと軽く考えていて、職場の健康診断などでがんが見つかることが多いようです。

肺がんの種類

肺がんは治療法や性質、悪性度を見分けるために大きく「小細胞がん」と「非小細胞がん」に分けることができます。そのなかでも「非小細胞がん」は、「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」の4つに区分けされています。

肺がんは早期がんの段階では症状が出ないことが多いため、発見されにくいがんのひとつです。多くの患者さんは続く咳や痰、血痰などをきっかけにして、何かおかしいようだと気づきます。しかし、肺野部に発生するがんはかなり進行しても、症状が出ないことがあります。

検査方法

症状が出る前に肺がんを早期に発見するには、「胸部X線検査」「喀痰細胞診」で見つけることが可能です。

ただしこれらの検査では小さながんは見落とす可能性もあるので、肺がんが疑われる場合には「X線CT」を使ってさらに詳細な画像検診をおこないます。

肺がんの病期(ステージ)

肺がんの病期(ステージ)は、がんの大きさと浸潤、リンパや別の場所に転移がないかといった点を総合的に判断して決められます。

肺の一部にがんがあるのみでどこにも転移がないものがステージ1、気管支周辺やリンパに転移がある場合にはステージ2…と進み、ステージ4の場合には肺の別の場所や、悪性胸水、脳、肝臓、副腎、骨などに転移がある状態です。

治療方法

早期のがんであれば、手術で肺にあるがん細胞を切除することが標準の治療法となります。

医師から手術を勧められたなら、治癒の期待が持てる状況であるということです。肺がん患者全体で、治すための手術を受けられる率は3割ほど。がんが肺のなかにとどまっている1期と、肺門にまでしか転移していない2期までのステージのみ行える治療です。

進行した場合の治療方法

肺がんの3期はがんが発生した同じ側の縦隔リンパ節に転移のある3a期反対側の縦隔や肺門、鎖骨まわりのリンパに転移がある3b期とに分かれます。前者では一部が手術対象になりますが、全体のほとんどが放射線での治療対象です。

手術不能のがんへの放射線治療は1日1回照射を行い、それを5日間連続でおこないます。照射の時間は3~10分と短いものです。

週末の2日間は休み、このサイクルを6週間の間、計30日間繰り返すのが一般的な治療法です。3期以降においては、転移を防いでできる限り局所のがんを根絶することが治療目的になります。

非小細胞肺がんの病期(ステージ)別治療

非小細胞がんのステージ1、またステージ2では主に外科手術を中心とした治療がおこなわれます。

ステージ3期においてはa期とb期で対応が分かれ、初期であるa期では、手術・放射線治療・抗がん剤を組み合わせた治療が第一選択です。後期となるb期では、放射線治療と抗がん剤治療を組み合わせて、治療をしていきます。

ステージ4になると手術や放射線治療をするケースは稀で、緩和療法と抗がん剤治療がメインの治療法となります。

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