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さまざまな放射線治療の種類について知る

放射線療法には、さまざまな種類があります。それぞれどのような症例に用いられているのかを確認してみましょう。

さまざまな放射線治療の種類について知る

がんの治療には、国が提示している治療に関するガイドラインが存在します。

保険の範囲内で治療をおこなう場合は、「肺または肝がんの腫瘍が3個まで、大きさは5cm以下。骨やリンパ節転移のあるがんは治療できない」という内容を守らなければいけません。

  • X線

身体の表面から2cm程度までの場所にあるがんに、一番効果を発揮すると言われています。

深部にあるがんに対しては線量が弱くなるため、多方向から放射線を当てることで正常組織への被ばくを抑えながら、がん腫瘍に集中して照射できるように試みます。X線を使ったIMRT(高精度放射線治療)では、放射線の強度を変えることでより正確に照射が可能です。

  • 粒子線治療(自由診療)

頭頸部がん、肝臓がん、前立腺がんに対し、先進医療として使われている治療法です。

身体の深部に入ったときに、強い破壊力を発揮することが特徴です。そのために通常の放射線治療よりも、がんだけに狙いを定めて一度に高線量を当てることが可能。副作用も少なく、効果が高いと言われています。

  • 小線源療法

通常のX線、粒子線治療はいずれも体外から放射線を当てるのに対し、放射線を発する線源を体内に直接埋め込む療法です。

主に、早期の前立腺がんや舌がんでおこなわれています。がんを全摘出するのと同様の効果があるといわれており、また本人への合併症や体への負担が少ない方法です。

  • γ(ガンマ)線

γ線は、X線と同じく電磁放射線の一種です。γ線を使った放射線治療の歴史は長く、1960年代には、コバルト遠隔照射装置を使った、γ線治療ががんの放射線治療の一般的な方法でした。

放射線治療機器の進歩にはめざましいものがある。1960 年代にはコバルト遠隔照射装置によるガンマ線照射が全盛 であった。近年ではコバルト遠隔照射装置はほとんどの放 射線治療施設では廃棄され,直線加速器(リニアック)に よる高エネルギー・エックス線(4~10MV)照射が主流 になっている。直線加速器により体の深部への線量分布が より一層改善され,放射線による副作用,障害等が軽減さ れるようになった。

出典:『特集「悪性腫瘍(第3集)」がん治療における放射線治療の役割』杏林医学会雑誌 / 44 巻 (2013) 3 号 [PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kyorinmed/44/3/44_167/_pdf/-char/ja

照射方法はX線と同じく、体の外から照射する外照射方法。副作用の程度はX線と同様です。

参考: 国立がん研究センター がん情報サービス「放射線治療の種類と方法」
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/rt_03.html

各治療法についての特徴やどのようなメカニズムで効果を目指す治療法なのかを以下の表にまとめました。

  照射方法 特徴 治療の仕組み 公的医療保険が適用されるがん
X線治療 外部照射 がん治療で最も一般的な放射線治療。一般的なX線治療に加えて、三次元原体照射(3D-CRT)や、強度変調放射線治療(IMRT)などの方法も近年開発されています。 放射線によりがん細胞を死滅させる治療方法。 正常組織も破壊してしまうことから副作用がある。 限定なし ※IMRTは固形がんのみ
粒子線治療(自由診療) 外部照射 粒子線治療は、公的保険適用外のがんに対しても、今後保険適用に向けて臨床試験が実施されている治療方法です。 先進医療制度にも認定されているため、保険診療とも併用が可能です。 病巣に陽子や重粒子を照射することで、がん細胞を破壊する治療。 X線よりも病巣に確実に照射できるメリットがある。 基本的に適用外 ※例外あり
小線源療法 内部照射 アメリカでは30年近く治療に用いられてきた治療方法で、平成15年から日本でも標準治療の一つとして用いられています。 がん組織やその周辺に、放射線同位元素を密封した容器を置いて放射線を治療する治療方法です。 放射線が照射される範囲が限定的になるため、より副作用を少なく、効果を高くすることが期待できます。 前立腺がん、舌その他の口腔がん、皮膚がん、乳がん(上記は組織内照射)。 子宮腔、腟腔、口腔、食道、気管支、直腸などのがん(上記は腔内照射)

これまでの放射線治療として最も一般的だったX線治療は、適用となるがんが多く、良性腫瘍に対しても有効な結果があることがわかっています。X線治療も近年治療機器が進化しており、ピンポイント照射ができるIMRTなどの機器により手術並みの治療成績も報告されるようになりました。

コンピュータなどの技術の発展に伴い放射線治療の周辺機器である放射線治療計画装置の進歩も著しい。これらの放射線治療計画装置を用いることによりピンポイント照射といわれている3次元的に照射が可能になった。定位放射線治療(ラジオサージェリー)あるいは強度変調放射線治療(IMRT)に代表されるように,近年の放射線治療技術の進歩は著しく,手術に匹敵する治療成績が報告されている。  最近の新しい放射線治療として粒子線治療がある。陽子や炭素原子核などの重粒子を使う放射線治療である。これらの物理学的特性と生物学的効果を利用し,標的への線量集中性を向上させることにより抗腫瘍効果を増強させ,局所制御率を改善するとともに周囲の正常組織に対する障害の軽減を期待するものである。

出典:『特集「悪性腫瘍(第3集)」がん治療における放射線治療の役割』杏林医学会雑誌 / 44 巻 (2013) 3 号 [PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kyorinmed/44/3/44_167/_pdf/-char/ja

参考:国立がん研究センター がん情報サービス「放射線治療の種類と方法」
"https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/rt_03.html

注目の放射線治療「トモセラピー」

トモセラピーとは、IMRT(高精度放射線治療機)のひとつです。受けられる放射線をコンピューター制御しながら、らせん状に照射し複数個所のがんを一度に治療できます。

全身転移や、肺がんなど今までの放射線では治療が難しいとされていたケースで適応が可能です。進行したがんにも照射でき、ステージ4でも条件が整えば対応できることが特徴。自由診療の場合、がんの個数にとらわれることがありません。入院は不要で、治療にかかる時間や期間も短くてすみます。

費用は江戸川病院では保険治療の範囲内、クリニックC4では230万円~、他に東京放射線クリニックでは トモセラピーではありませんが、同様のIMRTに対応した機械で2か所では225万円。保険適用に比べれば高額になりますが、一般的な放射線診療は他の診療と組み合わせて結局長期間かかることを考慮すると、費用はあまり変わらなくなるという考え方もできます。

身体に負担のかかりにくい
治療ができる

クリニックC4

治療法:放射線治療(トモセラピー)

最先端の研究で珍しいガンにも
対応できる

国立がん研究センター東病院

治療法:陽子線治療

22時まで受付なので
忙しい人でも通える

江戸川病院

治療法:放射線療法(トモセラピー)

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