末期がん・ステージ4と診断されると、患者さんご本人もご家族も、強いショックや不安を抱えることが少なくありません。「もう治療法はないのか」「今の治療を続けるべきか」「他に相談できる医療機関はないのか」と悩む方もいるでしょう。
ステージ4と診断された場合でも、がんの種類や転移の場所、全身状態、これまで受けてきた治療によって、検討できる選択肢は異なります。まずは現在の状態を整理し、主治医に確認すべきことや、必要に応じてセカンドオピニオンを受ける準備を進めることが大切です。
このページでは、末期がん・ステージ4と診断されたときに確認したいこと、家族ができるサポート、治療法を考えるうえでの視点、相談先の探し方について解説します。
末期がん・ステージ4と診断された直後は、医師から説明を受けても内容を十分に理解できなかったり、何を質問すればよいかわからなかったりすることがあります。まずは、現在の状態と今後の方針を整理することから始めましょう。
医師から「治療が難しい」「標準治療の選択肢が少ない」と説明された場合でも、がんの状態によっては、別の医療機関で治療方針について相談できるケースがあります。
今後の治療方針を考えるためには、主治医から現在の状態をできるだけ具体的に聞いておくことが重要です。診察時に聞き漏らしがないよう、質問をメモしておくとよいでしょう。
質問をすることは、主治医を疑うことではありません。納得して治療を選ぶために、患者さんご本人やご家族が情報を整理する大切な過程です。
末期がん・ステージ4と診断されたご本人は、強い動揺の中で医師の説明を受け、治療方針を考えなければならない状況に置かれます。ご家族は、気持ちに寄り添うだけでなく、情報整理や通院のサポートを行うこともできます。
診察内容を一緒に聞く、検査結果や治療歴を整理する、本人が希望する生活や治療方針を確認するなど、家族だからこそできる支えがあります。悲しみや不安を分かち合いながら、患者さんが納得して治療やケアを選べるように支えていきましょう。
治療方針を考えるうえでは、がんの状態を正しく理解することが重要です。がんの種類、腫瘍の場所や大きさ、転移の有無、これまでの治療効果、体力や持病の有無によって、検討できる治療は変わります。
同じステージ4でも、治療の目的や選択肢は一人ひとり異なります。現在の状態を整理したうえで、希望する生活や大切にしたいことも含めて、治療方針を考えていきましょう。
がん治療には、現在も研究が進められている治療法や、自由診療として提供されている治療法があります。標準治療の選択肢が少なくなった場合に、こうした治療法を検討する方もいます。
ただし、研究段階の治療法や自由診療の治療法は、効果や安全性、費用、適応条件が治療ごとに大きく異なります。検討する際は、主治医や専門の医療機関に相談し、治療の目的やリスクを十分に確認することが大切です。
がんは、種類や進行度によって転移しやすい場所が異なります。肺がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、大腸がんなど、それぞれのがんで注意したい転移先を知っておくことは、今後の検査や治療方針を考えるうえで役立ちます。
転移の有無や場所によって、検討できる治療法が変わることもあります。こまめな検査と、医師からの説明をもとに、現在の状態を把握しておきましょう。
ステージ4と診断された場合、標準治療の選択肢が限られることがあります。しかし、がんの種類や転移の状態、これまでの治療歴、全身状態によっては、抗がん剤治療、放射線治療、治験、免疫療法、緩和ケアなど、相談できる選択肢が残されている場合もあります。
大切なのは、「何でも試す」ことではなく、自分の状態に合った治療やケアを、医師と相談しながら検討することです。必要に応じて、別の医療機関でセカンドオピニオンを受けることも選択肢の一つです。
末期がん・ステージ4と診断された場合でも、患者さんの状態によって相談される治療法は異なります。ここでは、代表的な治療法の考え方を紹介します。
実際に治療を受けられるかどうかは、がんの種類、転移の場所、全身状態、これまでの治療歴によって異なります。気になる治療法がある場合は、主治医や専門の医療機関に相談してください。
放射線治療は、がんのある部位に放射線を照射し、がん細胞にダメージを与える治療法です。手術が難しい場合や、転移・再発がある場合でも、症状の緩和や腫瘍の制御を目的として検討されることがあります。
放射線治療の中には、リニアック、トモセラピー、粒子線治療などさまざまな種類があります。トモセラピーは、CT画像で病巣の位置を確認しながら、腫瘍の形に合わせて放射線を照射する高精度放射線治療の一つです。
多発転移や再発がんに対して放射線治療を検討したい場合は、対応している医療機関で、照射できる病巣かどうか、他の治療法との併用が可能かどうかを確認することが大切です。
粒子線治療は、陽子線治療や重粒子線治療などを含む放射線治療の一種です。病巣の深さに合わせて線量を集中させやすい特性があり、正常組織への影響を抑えながら治療を行うことを目的としています。
一部のがんでは保険適用となる場合がありますが、対象となるがんの種類や条件は限られます。先進医療や自由診療として行われるケースもあるため、費用や適応条件を事前に確認することが重要です。
粒子線治療は、現在先進医療として、頭頸部腫瘍、肺がん、肝臓がん、骨軟部腫瘍、膵臓がん、前立腺がんなどに用いられ、治療成績が報告されています。一方で、治療費や適応条件は医療機関や症例によって異なるため、検討する際は専門の医療機関で確認することが大切です。
中性子線療法は、がん細胞に取り込まれやすい薬剤と中性子線を組み合わせて、がん細胞を選択的に攻撃することを目指す治療法です。ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)などが知られています。
適応となるがんの種類や実施施設は限られており、研究段階の治療や先進医療として行われる場合もあります。検討する際は、対象となる症例かどうかを専門の医療機関で確認する必要があります。
ホウ素中性子捕捉療法は、あらかじめ腫瘍細胞にホウ素を取り込ませ、その後に中性子線を照射することで、腫瘍細胞を選択的に破壊することを目指す治療法です。適応や実施施設は限られるため、専門の医療機関で確認することが必要です。
免疫療法は、体の免疫の働きを利用してがんにアプローチする治療法です。免疫チェックポイント阻害薬のように、保険診療で使われる治療もあれば、樹状細胞ワクチン療法など自由診療で提供される治療もあります。
ただし、免疫療法はすべてのがんやすべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。治療法によって、科学的根拠、適応条件、費用、副作用、受けられる医療機関が異なります。
標準治療の選択肢が少なくなった場合に免疫療法を検討する方もいますが、主治医や専門の医療機関に相談し、治療の目的やリスクを確認したうえで判断することが大切です。
末期がん・ステージ4と診断された場合、治療法だけを調べても、実際にどの医療機関で相談できるのかがわからなければ次の行動につながりません。
医療機関によって、抗がん剤治療や治験に強い病院、放射線治療を相談できる病院、免疫療法を自由診療で行うクリニック、緩和ケアや在宅医療に対応する医療機関など、対応内容は異なります。
現在の状態や希望する治療方針を整理したうえで、相談できる医療機関を確認してみましょう。
別の医療機関で相談する場合は、現在の病状やこれまでの治療経過がわかる資料を準備しておくと、相談がスムーズになります。
資料が不足している場合でも相談できる医療機関はありますが、事前に必要書類を確認しておくと安心です。
末期がん・ステージ4と診断されると、不安やショックで何から始めればよいかわからなくなることがあります。しかし、がんの種類や転移の状態、これまでの治療歴、体力などによって、相談できる治療やケアの選択肢は異なります。
まずは主治医に現在の状態を確認し、必要に応じてセカンドオピニオンや別の医療機関への相談も検討しましょう。治療法や相談先を知ることは、納得して今後の方針を考えるための第一歩です。
当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。
画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)
痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。
| 所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33-12 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6407-9407 |
画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)
患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。
| 所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル北ウィング6F |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6263-8163 |
画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)
新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。
| 所在地 | 東京都江東区有明3-8-31 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |