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東京MITクリニック

最終更新日:2023.06.20.

このページでは、東京MITクリニックの治療方針、院長の情報を掲載しています。

目次

自分の免疫を使った、
副作用の少ない治療を行う
東京MITクリニック

東京MITクリニック
引用元:東京MITクリニック公式HP(https://tokyomit.jp/access/)

東京MITクリニックは東京駅から徒歩5分の場所にある、「ネオアンチゲン複合免疫療法」 を受けることができる自由診療のクリニックです。

自らの免疫力を上げ、がん治療につなげるのが免疫療法です。

治療には、がん細胞を攻撃対象と認識できること、がん細胞を攻撃できること、攻撃を受けたがん細胞が死滅(アポトーシス)することなどが必要ですが、1方向からのアプローチで免疫機能を上げても、思うような効果が得られないことがあります。つまり、複合的要素が揃わないと、治療の効果が現れるに至らないということです。

この原理から、ネオアンチゲン複合免疫療法では、治療法を組み合わせて多方向からのアプローチを行い、治療効果につなげる方法を取っています。

免疫機能に対してのアプローチは標準治療との併用ができ、治療を急ぐ場合、初診当日に一回目の治療を行うことも可能です。

治療に携わる医師たちは、腫瘍免疫や血液内科など、がんに関する免疫治療の前線で研鑽を積んできたスタッフたちです。各分野のプロフェッショナルが集まって、患者様のために「チームがん治療」グループをつくります。他院において「もう手立てがない」と言われてしまった患者様が多く訪れるクリニックです。「頑張って治したい」という患者様の気持ちがある限り、より良い積極的ながん治療を実践しています。

東京MITクリニックの
治療方針

チームがん治療を提供

ステージ4と診断されたがん患者様の方でも、より高い治療効果、より良い結果を残すための治療は何かをチームで考えていく東京MITクリニック。より患者様にあった治療方法を検討し、根治に向けた治療に取り組んでいます。

放射線治療や、抗がん剤による治療など、他院で受けている標準治療と並行して治療を受けられることもできることから、少しでも、可能性のある治療なら試してみたいという方にとっては嬉しい存在といえるかもしれません。

がん治療に取り組むのは、がんの免疫治療や免疫療法の実践経験を持つドクターたち。腫瘍免疫、血液内科といった専門分野のドクターが集まっています

対象となる患者様は、早期ガンからステージ4のがんと診断された方まで様々。再発や転移性がんの免疫治療を希望する方も対象です。ただし、自立歩行ができること、流動食も含め食事が摂れていること、小児がんではないことなどが治療を受ける条件となります。

APT分子免疫療法

APT分子免疫療法は、身体の中に発生した異常細胞であるがんを自分の免疫を利用して発現させる「がんペプチド誘導治療」、手術や抗がん剤・放射線治療で弱ったリンパ球を安定化させる「サイトカイン誘導治療」、血液内のミトコンドリアに電子供給し正常な動きを促す「アポトーシス誘導治療」の3つからなります。

ネオアンチゲン免疫療法

がんの免疫療法として近年注目を浴びているのが、ネオアンチゲンを標的としたがんのワクチン療法です。

APT分子免疫療法である「がんペプチド誘導治療」「サイトカイン誘導治療」「アポトーシス誘導治療 」の3つの治療に、「細胞外マトリクス治療」や「免疫チェックポイント阻害薬」やそのほかの幹細胞治療などを組み合わせて行う治療を指します。複合的アプローチで、がん細胞にしっかりと免疫機能を働かせることを目的に、治療を組み合わせます。

がん細胞に特有のたんぱく質由来ペプチドを認識して、これを標的としたワクチン治療を行うネオアンチゲン免疫療法は、治療法の開発に世界各国の専門家が取り組んでいる新たな選択肢です。

腫瘍特異的変異抗原は,今まさにネオアンチゲンと呼ばれ大きく注目されています。技術の進歩により,がん患者個々の全ゲノムの遺伝子変異が同定できるようになったことから,遺伝子変異由来のネオアンチゲンが,がん免疫療法の標的として再び脚光を浴びるようになってきました。
参照元:(PDF)ネオアンチゲンとそれを標的としたがんワクチン療法、ファルマシア,53(1),2017[PDF]https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/53/1/53_15/_pdf/-char/ja

ネオアンチゲン免疫治療には、がんの性質に合わせて様々な治療方法があります。

内因性ペプチド誘導を一例に挙げます。

内因性ペプチド誘導の仕組みを説明するとこうなります。①共通がん抗原やネオアンチゲン由来の CTL が認識するペプチドを合成し,アジュバントとともにがん患者様の皮下または皮内に注射する.②ペプチドが抗原提示細胞の MHC 分子に結合し,リンパ節においてペプチド応答性 CD8陽性 T 細胞の活性化を誘導する.③活性化したCD8陽 性 T 細 胞 は,CTL に 分 化し血管を通りがんへ浸潤する.④がん細胞の MHC 分子に提示されたペプチドを認識し,がん細胞の排除が起こる。簡単に言えば、免疫が機能するために、がん細胞をがん細胞であると認識させるということです。
参照元:(PDF)ネオアンチゲンとそれを標的としたがんワクチン療法、ファルマシア,53(1),2017 [PDF]https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/53/1/53_15/_pdf/-char/ja

内因性ペプチド誘導は、1999年から久留米大学でもペプチドワクチンの臨床試験が始まった注目の治療方法です。

がんが転移を繰り返しているとき、がん細胞はキラーT細胞から細胞を攻撃されないように、がん細胞の中に自分自身の目印となる特定の分子を隠してしまっています。そのため、通常の体の免疫機能では、がん細胞がどこにあるのかを見つけられず、がんの進行を抑えることができなくなります。

内因性ペプチド誘導とは、免疫機能ががん細胞を見つけられるよう、がん細胞が細胞内に隠した特定の分子を免疫機能が攻撃できるようにするのです。

そして、ネオアンチゲンとは、腫瘍特異的変異抗原を指します。ネオアンチゲン免疫治療は、これまでのがんワクチン治療とは異なり、がん患者様がそれぞれ持つ個別のネオアンチゲンを同定して、個々のがん細胞に合わせたワクチン療法を可能にする、腫瘍効果が高い免疫療法として注目されています。

東京MITクリニックの
治療実績

公式HPに治療実績数の掲載がありませんでした。

東京MITクリニックの
院長情報

東京MTIクリニックの宇野克明院長
引用元:東京MITクリニック公式HP
(https://tokyomit.jp/thought/director/)

画期的ながん治療法として、これまで世界中で注目されてきた数々の理論や技術(NK細胞療法、樹状細胞療法など)は、臨床での経験が蓄積されるにつれ、当初期待されたほどの成果を得られないことが分かりつつあります。

開発と衰退を繰り返すがん治療の最前線を前に、東京MITクリニック宇野克明院長は「進行したがんは、単一の治療法で根治できるほどシンプルな病気ではない」と考え、進行がんに対する複合型治療を提唱。内因性がんペプチド誘導、サイトカイン誘導、アポトーシス誘導、細胞外マトリクス治療等を複合した「ネオアンチゲン複合免疫治療」により、これまで多くの実績を上げてきました。

経歴

宇野医師による
ネオアンチゲン免疫治療見解

例えば、医療新聞社刊(2017~2018)の記事には、宇野医師によるネオアンチゲン免疫治療についての発言が書かれています。

ネオアンチゲン免疫治療は、プレシジョンメディシンの概念に則って近年大きくアップデートされた治療だ。特にがん免疫治療における最優先課題、「がんペプチド」対策にも全く新しい「ネオアンチゲン・オンコアンチゲン」への技術導入が行われ、根本的ながん悪化の場「がんの微小環境」「細胞外マトリックス」対策とともに、免疫チェックポイント阻害剤にも完全対応したのが特徴である。
引用元:『あなたにあった名医を探す本 プロフェッショナル ドクターズ』[PDF]https://www.mitgroup.tokyo/patient/noteddoctor.pdf

つまりネオアンチゲン免疫治療は、これまでのがん治療を一歩進めたやり方といえます。従来のがんワクチン治療とは異なり、がん患者様一人ひとりの腫瘍特異的変異抗原を特定します。そして、そのタイプに合ったワクチン治療を可能にする治療法です。そのため、高い効果実績が期待されています。

ネオアンチゲン免疫治療を行うことで、より重症度の高い患者様と最後まで諦めないがん治療を提案できます。つまり保険適応の有無に囚われることなく、積極的に複合がん免疫治療を行うことができるのです。

ただし、ネオアンチゲン免疫治療を選択し、その効果を得るには「リスクチェッカー」呼ばれる免疫精密検査システムが必要となります。

ネオアンチゲン免疫治療の
選択に必要な
「リスクチェッカー」とは?

東京MITクリニックでは、確実なAPT分子免疫治療をおこなうために、「リスクチェッカー」という独自のがん精密免疫検査システムを備えています。

このシステムは、まず治療前に採血を行います。その結果でがん細胞の治療抵抗性や要求箇所などを確認し、適切な治療プログラムを提案します。「リスクチェッカー」では、現時点のがんが持つ性質や活動性、免疫低下のタイプなど個別に問題点を抽出。約10分、30ccの血液採取で済むので身体への負担を感じず、リスクを知ることができます。

東京MITクリニックの基本情報

施設名 東京MITクリニック
診療科目 腫瘍内科(自由診療・完全予約制、セカンドオピニオンも含む)
電話 0120-556-135
所在地 東京都中央区日本橋 3-8-14 日本橋ビル1F
最寄駅:東京駅
駐車場 近隣に有り

診療時間

時間
10:00~
17:00
(予約制)
がんステージ4の治療ができる
医療機関 3院

当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。

自由診療|放射線療法
トモセラピー
再発・多発転移がんを治療
クリニックC4
クリニックC4<トモセラピー>

画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)

痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。

  • 症例のある対象疾患
前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
所在地 東京都渋谷区元代々木町33-12
電話番号 03-6407-9407
自由診療|免疫療法
樹状細胞
ワクチン療法
体の免疫力に働きかけて治療
銀座鳳凰クリニック
銀座鳳凰クリニック<樹状細胞ワクチン療法>

画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)

患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。

  • 症例のある対象疾患
前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
所在地 東京都千代田区外神田4-14-1
秋葉原UDXビル北ウィング6F
電話番号 03-6263-8163
保険診療|外来化学療法
抗がん剤治療
再発や転移を抑制
がん研有明病院
がん研有明病院

画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)

新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。

  • 症例のある対象疾患
前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
所在地 東京都江東区有明3-8-31
電話番号 03-3520-0111(大代表)

【選定基準】
「末期がん クリニック」でGoogle検索してヒットした医療機関上位35院中、治療実績と画像付き症例を公式HPに掲載しており、以下の各治療法におけるGoogleの口コミ評価がそれぞれ最も良い3院を抽出しています(2023年5月15日調査時点)。
①放射線療法「トモセラピー」の治療実績と症例・・・クリニックC4
②免疫療法「樹状細胞ワクチン投与」の治療実績と症例・・・銀座鳳凰クリニック
③外来化学療法「抗がん剤治療」の治療実績と症例・・・がん研有明病院

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