ここでは、主に肺がんの治療薬として使われているジオトリフについて、その働きや特徴、飲み方、注意点、副作用などをわかりやすくご説明します。
ほかの抗がん剤と同じように、ジオトリフの効果や副作用の現れ方には個人差があります。肺がんの治療においてすべての人に効く薬というわけではないため、医師の指示に従い、正しく服用することが大切です。
ジオトリフは、非小細胞肺がんのうち、特定の遺伝子変異(EGFR遺伝子変異)があるタイプに対して、がんの進行を抑えたり、症状を和らげたりする働きがあります。特に「Exon 19の欠失」や「L858Rという変異」がある患者さんに効果があるとされています。
ただし、T790Mという変異には効きにくいため、こうした場合には別の薬(たとえばオシメルチニブという薬)に切り替えることがよくあります。ジオトリフは延命や症状の緩和を目的とした薬であり、がんが完全になくなること(治癒)は非常にまれです。
ジオトリフには「アファチニブ」という成分が含まれています。この成分は、がんの細胞が成長するのを妨げるように働きます。
通常、成人においては「ジオトリフ錠40mg」(またはアファチニブを40mg配合した薬)を空腹時に1日1回、服用します。
この薬には20mg、30mg、40mg、50mgの4つの種類があり、体の状態や副作用の出方に応じて、飲む量を調整することがあります。
この薬を飲むことで、呼吸が苦しくなったり、肺に炎症が起きたりすることがあります。そのため、医師は呼吸の状態をよく確認したり、定期的に胸のレントゲンやCT検査を行う必要があります。
また、肝臓の働きが悪くなることもあります。これを防ぐために、血液検査で肝臓の数値を定期的にチェックします。
さらに、心臓に負担がかかることも報告されています。必要に応じて心電図や超音波検査などで、心臓の状態を確認することがあります。
過去に肺に炎症を起こしたことがある方、心臓の病気をしたことがある方、または腎臓や肝臓に強い障害がある方は、この薬を飲む際に特に注意が必要です。
また、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方には、胎児への影響が心配されるため、必要な場合に限って医師の判断で使われます。治療中および終わった後もしばらくの間は、避妊が必要です。
授乳中の方も、薬が母乳に移行する可能性があるため、授乳は控えるよう指導されます。高齢の方も、副作用が強く出ることがあるため、慎重に使われます。
ジオトリフは、他の薬との組み合わせによって効果や副作用の出方が変わることがあります。特に、リトナビルやベラパミルといった薬を一緒に使うと、ジオトリフの量が体の中で多くなり、副作用が出やすくなるおそれがあります。
逆に、リファンピシンやセイヨウオトギリソウという成分を含む薬を一緒に使うと、ジオトリフの効果が弱まることがあります。
なお、同じ肺がん治療薬であるエルロチニブなどは、胃の酸の影響を受けやすいですが、ジオトリフは胃の酸の影響をあまり受けません。そのため、胃薬との飲み合わせについては、ほかの薬ほど神経質になる必要はないとされています。
ジオトリフを飲むことで、間質性肺炎や肺の炎症といった重い副作用が出ることがあります。呼吸が苦しくなる、熱が出るなどの症状があった場合は、早急な医師への連絡が必要です。
過去には、このような副作用で亡くなった例も報告されています。
強い下痢が続いた場合、脱水になって腎臓が悪くなることがあります。皮膚に発疹が出たり、赤くなることもあり、重い場合は治療を中断することがあります。
肝臓の数値が高くなったり、肝不全になる例も報告されています。心臓の働きが弱くなり、心不全になることもあります。
まれに、皮膚の表面がただれて広がる「中毒性表皮壊死融解症」や、消化管の出血、急性膵炎といった重い副作用も起こることがあります。
これらの情報は、ジオトリフが承認された後に行われた「LUX-Lung 3」および「LUX-Lung 6」と呼ばれる国際的な臨床試験などに基づいています。
これら以外に比較的よく見られる副作用として、発疹や口の中のただれ、皮膚の乾燥、かゆみ、にきびのような皮膚トラブル、下痢、吐き気、食欲の低下、体重の減少、肝臓の検査値の異常、疲れやすさなどが挙げられます。
副作用には個人差があり、どのような症状が出たとしても、自己判断で薬をやめたりせず、まずは医師に相談してください。
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(https://cccc-sc.jp/)
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画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
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画像引用元:がん研有明病院公式HP
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| 電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |