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ジオトリフ

ここでは、主に肺癌の治療薬として用いられるジオトリフについて、その作用や特徴、用法、注意点、副作用などについて解説します。

他の癌治療薬と同様、ジオトリフの効果・効能、および副作用にも個人差があります。肺癌に対する万能薬ではないことを理解したうえで、医師の指導にしたがい適切に服用するようにしましょう。

ジオトリフの作用と特徴

ジオトリフの効果・効能

ジオトリフは主に「肺癌(非小細胞肺癌)」における治癒・延命・症状緩和効果を持つ薬です。

ただし、患者の病態やがんの種類により、その期待される効果や程度、および副作用の種類や程度は異なります。また、癌の治療以外で使われる場合もあります。

ジオトリフの有効成分

ジオトリフは「アファチニブ」を有効成分とします。

ジオトリフの用法

通常、成人においては「ジオトリフ錠40mg」(またはアファチニブを40mg配合した薬)を空腹時に1日1回、経口で服用します。

なお「ジオトリフ錠」には「20mg/30mg/40mg/50mg」の4種類があり、患者の状態に応じて投与量を適宜増減させることができます。

ジオトリフの注意点

ジオトリフの服用に関する基本的な注意点

  • 間質性肺疾患に対する注意

    ジオトリフの服用により、患者は間質性肺疾患を生ずることがあります。医師はジオトリフの投与に際し、患者の呼吸等の初期症状の確認、および定期的な胸部画像検査を行う必要があります。

  • 肝機能障害に対する注意

    ジオトリフの服用により、患者は肝機能障害を生ずることがあります。医師はジオトリフの投与に際し、定期的に患者の肝機能検査を行う必要があります。

  • 重篤な心障害に対する注意

    ジオトリフの服用により、患者は重篤な心障害を生ずることがあります。医師はジオトリフの投与に際し、患者の心機能の検査等を行う必要があります。

ジオトリフの服用に際して注意すべき患者

ジオトリフの服用に際し、以下の対象者については注意を要します。

  • 間質性肺疾患のある患者、またはその既往歴のある患者
  • 心不全症状のある患者又はその既往歴のある患者
  • 左室駆出率が低下している患者
  • 重度の腎機能障害のある患者
  • 重度の肝機能障害のある患者
  • 生殖能を有する者(※1)
  • 妊婦(※2)
  • 授乳婦
  • 高齢者

(※1)「生殖能を有する者」について
妊娠可能な女性に対し、ジオトリフの服用中および服用終了後の一定期間において、適切な避妊を行うよう指導します。

(※2)「妊婦」について
妊婦がジオトリフを服用した場合、胎児に各種の副作用が生じる恐れがあります。妊婦または妊娠している可能性のある女性においては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用します。

ジオトリフの相互作用に関する注意点

次の成分とジオトリフを併用することにより、相互作用が生じる恐れがあります。

  • P-gp阻害剤(リトナビル、イトラコナゾール、ベラパミル等)

    ジオトリフの血中濃度が上昇し、副作用のリスクが高まる恐れがあります。

  • P-gp誘導剤(リファンピシン、カルバマゼピン、セイヨウオトギリソウ等)

    ジオトリフの血中濃度が低下し、同剤の有効性が低下する恐れがあります。

ジオトリフの副作用

ジオトリフの服用によって起こりうる重大な副作用

ジオトリフの服用により以下のような症状が見られた場合には、ジオトリフの服用を中止するなどの適切な処置が必要です。

※( )内は副作用の発症頻度になります。

  • 間質性肺疾患(1.3%)

    間質性肺炎、肺浸潤、肺臓炎、急性呼吸窮迫症候群、アレルギー性胞隔炎などの間質性肺疾患が見られることがあります。同副作用による死亡例も報告されています。

  • 重度の下痢(14.4%)

    重度の下痢により脱水症状を招き、急性腎不全に陥った症例も報告されています。

  • 重度の皮膚障害(16.6%)

    数度の発疹やざ瘡等を生じることがあります。

  • 肝不全(頻度不明)、肝機能障害(2.2%)

    ALT、AST、ビリルビンの上昇等が見られることがあります。同副作用による死亡例も報告されています。

  • 心障害(0.4%)

    左室駆出率低下が生じ、心不全等の重篤な心障害にいたることがあります。

その他にも、中毒性表皮壊死融解症(頻度不明)や消化管潰瘍(0.4%)、消化管出血(頻度不明)、急性膵炎(頻度不明)が重大な副作用として挙げられています。

なおジオトリフの副作用については、その他にも様々な種類が報告されています。高頻度に見られる副作用としては、主に次のようなものです。

  • 全身性発疹・斑状丘疹性および紅斑性皮疹(55.5%)
  • 爪囲炎(56.8%)
  • 皮膚乾燥(29.3%)
  • ざ瘡(20.5%)
  • そう痒症(19.2%)
  • ざ瘡様皮膚炎(13.1%)
  • 脱毛症(10.0%)
  • 下痢(80.8%)
  • 口内炎(38.4%)
  • 悪心(17.9%)
  • 嘔吐(17.0%)
  • 口唇炎(12.2%)
  • 食欲減退(20.5%)
  • 鼻出血(13.1%)
  • 粘膜の炎症(28.8%)
  • 疲労(13.5%)
  • 肝機能検査値異常(AST、ALT上昇等)(14.0%)
  • 体重減少(10.5%)

その他の副作用の詳細については主治医に確認してください。

周辺組織への影響を抑えた
放射線治療(トモセラピー)ができる
クリニック3院

◆トモセラピー治療の費用と期間について
保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保自由診療の場合は約3万3000円ほど。病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、詳細は病院・クリニックに直接お問合わせください。

◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがあります。

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