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研究段階にある治療法の可能性に期待する

がんの標準治療をすべて終えたあと、「もう治療法がありません」と告げられることは、患者にとって大きな衝撃となる出来事です。しかし、医学の進歩は日進月歩であり、「標準治療が尽きた」ことと「治療の可能性が尽きた」ことは同義ではありません。実は、ガイドラインにはまだ記載されていない研究段階の治療法が存在し、それらが将来の標準治療となる可能性もあるのです。本稿では、そのような研究段階の治療法に目を向け、希望を見出すための視点を紹介します。

標準治療の限界と「その先」の選択肢

多くのがん治療は、医学的根拠に基づいた「標準治療」に従って進められます。しかし、これらの治療をすべて受けても効果が見られない場合、医師から「標準治療は終了しました」と伝えられることがあります。これは「もう治療できない」という意味ではなく、「現在推奨されているエビデンスに基づいた治療は一通り試された」ということを意味しています。

こうした状況下でも、研究段階の治療法という新たな選択肢が残されています。これには、がんゲノム医療、分子標的薬の適応外使用、免疫療法の新展開、さらには治験(臨床試験)への参加などが含まれます。

研究段階の治療法とは何か?

研究段階の治療法とは、まだ十分な臨床試験(とくに無作為化比較試験)を経ていないため、ガイドラインに掲載されていない、あるいは限定的に言及されている治療法を指します。これらは現時点では未確定な要素を含んでいるものの、将来の医学的ブレークスルーとなる可能性を秘めた治療でもあります。

近年(2019年以降)では、がんの個別化医療が進み、遺伝子変異に基づいた新しい治療法の探索が盛んに行われています。こうした治療の一部は、まだ標準治療とは認められていなくても、特定の条件下で効果が確認されていることがあります。

臨床試験と治験という選択肢

治験(臨床試験)は、まだ承認されていない新薬や新治療法の効果と安全性を確認するために行われます。標準治療が終了した患者を対象とする治験も多く、治療の選択肢を広げる一助となります。たとえば、フェーズI試験では安全性、フェーズII・III試験では有効性が検証されており、これに参加することで将来有望な治療法をいち早く受けられることもあります。

もちろん、治験はあくまでも研究段階であり、リスクや不確実性も伴います。そのため、参加を検討する際は、主治医や治験コーディネーターと十分に相談したうえで判断することが必要です。

治療グレードの分類とその意味

がん治療の指針となるガイドラインでは、治療法は科学的根拠に基づき以下のように分類されています[1]

特にグレードDの治療法は単に未検証という意味ではなく、有害と判断された治療であり、標準治療に昇格する可能性は極めて低いと考えられています。研究段階の治療法に期待する際には、この分類とその背景を理解した上で選択することが重要です。

未来の標準治療を育てる目線で

今日の医療を築いた多くの治療法も、かつては研究段階からスタートしました。希望を持ちつつ、冷静にエビデンスと向き合い、自分にとって意味のある選択肢を探る姿勢が、がんと向き合ううえで大きな力となります。研究段階にある治療法を単なる「最後の希望」としてではなく、「未来の可能性」として理解し、その一歩を踏み出すことが重要です。

出典:日本医療機能評価機構. 「Minds診療ガイドライン作成マニュアル 2020」.https://minds.jcqhc.or.jp/

がんステージ4の治療ができる
医療機関 3院

当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。

自由診療|放射線療法
トモセラピー
再発・多発転移がんを治療
クリニックC4
クリニックC4<トモセラピー>

画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)

痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。

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前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
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電話番号 03-6407-9407
自由診療|免疫療法
樹状細胞
ワクチン療法
体の免疫力に働きかけて治療
銀座鳳凰クリニック
銀座鳳凰クリニック<樹状細胞ワクチン療法>

画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)

患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。

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前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
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電話番号 03-6263-8163
保険診療|外来化学療法
抗がん剤治療
再発や転移を抑制
がん研有明病院
がん研有明病院

画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)

新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。

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電話番号 03-3520-0111(大代表)
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