最終更新日:2024.05.27
地域がん診療連携拠点病院や東京都小児がん診療病院として指定されている「順天堂大学医学部附属順天堂医院」の癌治療についてまとめました。
順天堂大学医学部附属順天堂医院は、1838年に創設された現在の順天堂大学の附属病院であり、地域医療ネットワークの中核を担う基幹病院として様々な患者のために総合的な医療サービスを提供しています。また、癌治療についても専門性を強化しており、地域がん診療連携拠点病院や東京都小児がん診療病院としての公的認定も受けながら、がん治療センターや緩和ケアセンター、化学療法室といった専門部署を開設していることが特徴です。
標準治療をベースとしつつ、先端治療の研究や開発にも取り組んでおり、2019年からはがんゲノムパネル検査といった遺伝子領域の癌診療への応用もスタートさせました。
順天堂大学医学部附属順天堂医院は標準治療を土台とした集学的治療を実施しつつ、専門チームが連携しながらさらに成長・活躍できるように、積極的な医療機器の導入や先端技術の活用といった環境面や技術面の取り組みも院内全体で行っています。
またケア対象は癌患者だけでなく、その家族や友人、職場の同僚など幅広い人を見据えていることもポイントです。
癌治療や放射線治療に携わる専門家が連携して、多職種協同の放射線治療を実施しています。また医療機器として高精度放射線照射装置(リニアック)を導入しており、強度変調放射線治療や定位照射といった治療によって全身のあらゆる癌に対して放射線治療を実践できることも強みです。
なお個々の専門性を発揮するため、放射線科の中でも一般放射線診断部門や神経放射線診断部門、放射線治療部門といった専門部署を分けていることも特徴です。
内視鏡を使った低侵襲な手術や、手術支援ロボットを活用したロボット手術のように、患者への負担を軽減しながら治療効果を追求する取り組みに尽力しています。
またロボット支援下での手術だけでは対応困難とされる高度進行胃癌などについては、化学療法を併用した集学的治療を行うことで低侵襲手術の実現を目指します。
抗がん剤などの薬物を使って癌患者の治療やケアを行っており、薬剤師による薬剤指導や看護師による副作用に伴う生活上のアドバイスなどを併用していることも重要です。
患者の状態に合わせた抗がん剤のプランニングをしている他、化学療法単体でなく放射線治療や外科治療と組み合わせた集学的治療も行います。
順天堂大学医学部附属順天堂医院で治療を受ける場合、原則として地域の医療機関からの紹介状が必要です。なお診療科によっては紹介状を持っていなくても外来診療を受けることができますが、放射線治療に関しては初診が完全予約制になっている点に注意してください。
放射線科で初診を受ける際には、必ず事前に予約を行っておかなければなりません。また予約時には原則として地域の医療機関で発行された紹介状が必要になっており、予約に際してはかかりつけの医療機関から地域医療連携室へ直接に連絡します。
患者が自分で予約や問合せをする場合は公式HPにある専用申込みフォームを利用してください。
放射線治療専門医による診察を受け、癌の状態や既往歴なども考慮しながら放射線治療の適用性を検証します。そして放射線治療が有用と診断された場合、改めて治療計画用CTを使って放射線照射の治療計画を作成するという流れです。なお診断時にカテーテルを用いたIVRを実施することもあります。
リニアックなどを用いた放射線照射を行います。なお化学療法や外科治療と併用して治療を行っている場合、それぞれの診療科の医師と連携して治療が進められることもポイントです。
施設名 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 |
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診療科目 | がん治療センター、緩和ケアセンター、化学療法室、総合診療科、外科(各領域)、泌尿器科、放射線科、産科・婦人科、麻酔科、救急科、リハビリテーション科など |
電話 | 03-3813-3111 |
所在地 | 東京都文京区本郷3丁目1番3号 最寄駅:御茶ノ水駅 |
駐車場 | 有り(3カ所) |
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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7:00~ 15:00 ※放射線科・再診(初診は完全予約制) |
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当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。
画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)
痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。
所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33-12 |
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電話番号 | 03-6407-9407 |
画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)
患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。
所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル北ウィング6F |
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電話番号 | 03-6263-8163 |
画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)
新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。
所在地 | 東京都江東区有明3-8-31 |
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電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |
【選定基準】
「末期がん クリニック」でGoogle検索してヒットした医療機関上位35院中、治療実績と画像付き症例を公式HPに掲載しており、以下の各治療法におけるGoogleの口コミ評価がそれぞれ最も良い3院を抽出しています(2023年5月15日調査時点)。
①放射線療法「トモセラピー」の治療実績と症例・・・クリニックC4
②免疫療法「樹状細胞ワクチン投与」の治療実績と症例・・・銀座鳳凰クリニック
③外来化学療法「抗がん剤治療」の治療実績と症例・・・がん研有明病院