ここでは、大腸がん(結腸がん、直腸がん)、膵がん、胃がんなどに対して使用されることがある抗がん剤、オキサリプラチンについて、その特徴や使い方、注意点、副作用について2025年時点の最新情報に基づいてわかりやすく解説します。
オキサリプラチンの正しい情報を理解し、主治医と相談しながら治療方針を決めることが、がんに向き合う第一歩になります。
オキサリプラチンは、特定のがんに対して抗腫瘍効果を示すことが報告されており、現在、以下のがん種で使用されることがあります。
大腸がん(結腸がん・直腸がん)では、フルオロウラシルやレボホリナートとの併用であるFOLFOX療法の一部として広く用いられています。また、胃がんに対しては、経口抗がん剤S-1との併用(SOX療法)などで使用されることがあります。
膵がんにおいては、FOLFIRINOX療法(フルオロウラシル、レボホリナート、イリノテカン、オキサリプラチンの併用)が高体力の患者を対象に一次治療として選ばれる場合があります。ただし、全ての患者に勧められるわけではなく、体調や病状に応じた慎重な判断が求められます。
なお、患者の状態によっては、ここに挙げたがん種であってもオキサリプラチンを使用しないこともあり、またがん以外の目的で使われる場合もあります。
オキサリプラチン点滴静注液50mg/10mL「KCC」には、有効成分としてオキサリプラチン50.0mgが含まれています。
オキサリプラチンは、使用される治療法に応じてA法またはB法に分けられます。がんの種類や進行度、患者の体調などによって使い分けられます。
進行または再発した大腸がんや、大腸がん手術後の補助療法にはA法またはB法が使われます。膵がんや小腸がんにはA法、胃がんにはB法が使われるのが一般的です。また、治療中の体調の変化に応じて、使用量を調整することがあります。
A法では、成人に対して体表面積1m²あたり85mgを、2時間かけて点滴で静脈内に投与します。13日以上の間隔をあけて1クールとし、必要に応じて繰り返し行います。
B法では、成人に対して体表面積1m²あたり130mgを、2時間かけて静脈内に投与します。こちらは20日以上の間隔を空けて投与を繰り返します。
オキサリプラチンを使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。
初期段階でよく見られる症状として、冷たい飲み物や空気に触れたときに、手や口のまわりにしびれを感じる「冷感誘発性のしびれ」があります。これらの感覚異常は治療の初期から現れることがあり、長期にわたって使用した場合には回復しづらくなることもあります。
また、使用中または使用から数時間経過後に、呼吸が苦しくなったり、めまいや立ちくらみ、頭痛などの強いアレルギー反応が起こることもあります。体調に異変を感じたときは、すぐに医師へ相談する必要があります。
妊娠の可能性がある方は、治療期間中および治療後一定期間、確実な避妊が必要です。授乳も控えましょう。
さらに、他の多くの抗がん剤と同様に、骨髄の働きが抑えられることで免疫力が低下したり、貧血や出血が起こりやすくなることがあります。これらの症状にも注意が必要です。
オキサリプラチンによって起こる可能性のある副作用には、神経や免疫、呼吸器系などへの影響が含まれます。
最も多く見られるのは末梢神経への影響で、手足のしびれ、痛み、力が入らないといった症状が続く場合があります。歩行や階段の上り下りに不自由さを感じることもあります。
また、アレルギーによる重い反応として、皮膚のかゆみやじんましん、息苦しさ、のどの違和感などが急に起こることがあります。
間質性肺炎や肺線維症のように、肺に影響が出る場合には、息切れやせき、発熱が見られます。骨髄の機能が低下することによって、発熱、口内炎、出血、動悸や息切れ、倦怠感などの症状が出ることもあります。
まれではありますが、重い副作用として溶血性尿毒症症候群や、血小板が極端に減少する病気、視野の一部が見えづらくなる症状なども報告されています。こうした症状が現れた場合は速やかに医師へ相談することが大切です。
副作用への対応方法や緩和策については、主治医とよく相談のうえで治療を進めていくことが勧められます。
当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。
画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)
痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。
| 所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33-12 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6407-9407 |
画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)
患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。
| 所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル北ウィング6F |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6263-8163 |
画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)
新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。
| 所在地 | 東京都江東区有明3-8-31 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |