あきらめない末期がん(癌ステージ4)の治療 » ステージ4の治療について

ステージ4の治療について

がんの診断を受けると主治医より「ステージ」という、進行度合いによりランク分けされた段階を告げられます。このステージは1から4まであり、1と2はそのがんが持つ特有の症状が現れ、3~4になると全身にがんが広がっていきます。このカテゴリーでは、代表的なそれぞれのがんについて症状をまとめています。

肺がん

肺がんは男性の死亡原因における1位のがん(※)です。初期のころには症状が現れにくいため、見つかりにくいがんであるといわれています。主な症状や治療法、進行してしまった場合に選ぶべき方法などをまとめました。

※参考:国立がん研究センターがん情報サービス:最新がん統計(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)

ステージ4の肺がんに対する治療法

非小細胞肺がんに関していうと、治療の中でも代表的になってくるのが全身療法です。化学療法から検討することになるでしょう。化学療法に関しては全身状態が良好な患者に対して選択されることになります。

他、局所療法として放射線療法や外科療法を行うこともあるのですが、単独またはその他の治療法との併用で全身または局所症状の緩和をするために緩和治療を行うことも多いです。

ステージ4では基本的に外科手術以外の方法で治療を行うことになります。

参考:鳥取県立厚生病院:がん治療マニュアル2013全文[PDF]
http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/779743/manual-all.pdf

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胃がん

胃がんは50歳~70歳の男性に多いがんです。がんを引き起こす「ピロリ菌」という菌が発見されたことで、ごく初期に見つかるケースが増えてきました。検査方法や、標準治療についてまとめています。

ステージ4の胃がんに対する治療法

胃がんのステージ4では基本的に外科手術は行いません。こちらは化学療法、放射線治療、緩和手術、対症療法を行うことになります。使用する抗がん剤はフルオロピリミジン系薬剤、プラチナ系薬剤、タキサン系薬剤、塩酸イリノテカンなど。これらを単独で取り入れたり、組み合わせて使うこととなります。

他、胃がんのうち、10~20%ではタンパク質であるHER2(ハーツー)が増殖とかかわっていることもあり、必要に応じてそれに対応するための化学療法が行われることになるでしょう。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:胃がん[PDF]
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000uj16-att/101.pdf

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大腸がん

大腸がんは早い段階で見つけることができれば、手術や治療でほとんどのケースで治すことができるがんです。しかし、進行すると転移の可能性が高いことや手術により人口肛門となることがあるなど、悪化してしまうと生活に影響がでやすいがんでもあります。

ステージ4の大腸がんに対する治療法

大腸がんのステージ4では、できる場合は抗がん剤治療や放射線治療が行われます。これらが選択できなかった場合は対症療法を行うことになるでしょう。

放射線治療では手術前後の治療としても行われます。現在がん剤治療は化学療法、分子標的治療となり、近年大腸がんの治療に有効な抗がん剤がいくつか開発されたこともあり、状態に応じ、数種類の薬剤を組み合わせて使うことも多いです。

副作用の少ない抗がん剤の場合、外来通院で治療することも可能となっています。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:大腸がん[PDF]
https://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/pdf/103.pdf

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肝臓がん

B型またはC型の慢性ウイルス性肝炎に感染している人は、肝臓がんになりやすいといわれています。特にC型肝炎である場合には、そうでない健康な人と比べて、発症リスクが高くなるそうです。肝臓がん特有の症状や、治療法について説明していきます。

ステージ4の肝臓がんに対する治療法

肝臓がん治療の中心は化学療法となります。中心になってくるのが抗がん剤を用いた治療となっており、肝動注化学療法の他、全身化学療法が用意されています。肝動注化学療法とはカテーテルから抗がん剤のみを塞栓をせずに注入する方法です。

肝臓がんの治療で使用できると許可されている抗がん剤はいくつかあるものの、この中でも、経口薬であるソラフェニブ(ネクサバール)が延命効果を示したとのことで、標準治療で使われています。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:幹細胞がん[PDF]
https://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/pdf/104.pdf

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食道がん

食道がんは、60代~70代男性の患者数が多いがん(※)です。死亡率が高いがんであるため、喉の違和感があるならささいな症状でも、検査を受けてください。どのような症状を感じたら病院に行くべきか、治療法とともに紹介しています。

※参考:国立がん研究センターがん情報サービス:食道(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/4_esophagus.html)

ステージ4の食道がんに対する治療法

ステージ4はがんが進行していることもあり、手術が難しい場合は放射線治療や抗がん剤治療、対症療法などを組み合わせた集学的治療と呼ばれるものを行うことになります。 放射線治療は体の外側から照射するのが一般的ですが、放射線が出る物質を食道の腔内に挿入して内側から照射する方法なども開発されています。

抗がん剤治療も行われることになりますが、食道がんの治療では単独で行うのではなく、化学放射線治療と組み合わせて行った方が高い高価が期待できるでしょう。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:食道がん[PDF]
https://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/pdf/102.pdf

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乳がん

最近ではピンクリボンキャンペーンが行われたり、乳がんで乳房を失った人でも公衆浴場に入れるように専用の装具ができたりするなど、世間の乳がんに対する理解も広がってきました。手術や治療をする場合にはどのような流れとなるのか、女性は特に知っておきたい情報です。

ステージ4の乳がんに対する治療法

中心となる治療は薬物療法です。これに加えて選択できる場合は手術、それから放射線治療や緩和ケアを行うことになります。ただし、手術が選択できる場合でもステージ4だと乳房を温存するのは難しいといえるでしょう。

放射線治療は手術の後にも行われることになります。薬物療法に関しては他の治療法の効果を補う目的で取り入れられることもあるため、副作用より少ないのについても確認しておきましょう。しこりが大きくて乳房切除ができない場合などには先に化学療法を行うことも珍しくありません。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:乳がん[PDF]
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/144.pdf

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前立腺がん

前立腺がんは、ゆっくりと進行する特徴を持ったがんです。あまり症状が出ないため見つかりにくいがんでもあります。平成天皇が手術をしたことで有名になりましたが、発症した場合にはどのような手術が必要になるのか、ホルモン療法についても調べました。

ステージ4の前立腺がんに対する治療法

状態が進行し、手術ができないと判断された場合には主にホルモン療法が行われることになります。これは、男性ホルモンの刺激によって病気が進行する性質を持っているためです。内分泌療法という形でホルモン療法を取り入れることになります。

ただ、内分泌治療は長期にわたって治療を行っていると反応が弱くなるなどの問題点があるため、その他の治療法も組み合わせることが多いです。必要に応じて化学療法なども組み合わせて行っていくことになるでしょう。前立腺がんの化学療法では静脈注射の他、経口などによるという方法で治療が行われます。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:前立腺
https://ganjoho.jp/public/cancer/prostate/treatment.html

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子宮がん

子宮頸がんと子宮体がんを合わせた総称が子宮がんです。若い女性だけでなく、高齢の女性にも可能性のあるがんなので、女性の方はぜひ知っておきましょう。何が原因で発症するのか。それぞれの検診ではどのようなことが行われるのか。ステージごとの特徴は何なのかなど、知っておきたい5年生存率を含めてご紹介します。

ステージ4の子宮がんに対する治療法

子宮頸がんの場合は、単独での放射線治療、または同時化学放射線治療、抗がん剤を用いた化学療法、緩和的局所療法、緩和医療などが挙げられます。

子宮体がんの場合は可能であれば外科治療による手術、難しい場合は抗がん剤治療による化学療法、または放射線治療を選択することになるでしょう。ステージ4だとどうしても状態によっては卵巣・卵管などの切除術、所属リンパ節切除術などが選択できない場合もあります。

ステージ4で状態が進行していることもあり、複数の治療を組み合わせることも珍しくありません。

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:子宮頸がん[PDF]
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/141.pdf

参考:国立がん研究センターがん情報サービス:子宮体がん[PDF]
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul0q-att/143.pdf

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事例紹介

ステージ4のがんと診断されて、どのような治療を受けたか事例を紹介します。

事例1

進行がんに対してSBRT(体幹部定位放射線治療)を実施。胃がんの肺転移を起した80代男性の場合、免疫治療とSBRT(体幹部定位放射線治療)を組み合わせた治療によりがんの大きさが縮小。腫瘍マーカーも下がったことが報告されています。

参照元:再発転移がん治療情報|【特集記事】SBRT、IMRTを使った放射線治療の進歩(https://www.akiramenai-gan.com/radiotherapy/48611/)

事例2

「東京ミッドタウン先端医療研究所」ではステージ4のすい臓がんと診断された治療開始時67歳の女性患者に対して抗がん剤治療(*他院で治療)とあわせて樹状細胞ワクチン療法を実施。治療開始後2年半以上元気に過ごせていることが報告されています。

事例3

79歳女性患者、進行性胃がんステージⅣの治療症例です。抗がん剤治療と並行して活性化Tリンパ球療法とNK細胞療法(いずれも免疫療法)を実施。2013年4月に免疫療法をスタートし、半年以内に免疫細胞の改善と、傍大動脈並びに左鎖骨上リンパ節転移が縮小したことが認められました。

参照元:神戸ハーバーランド免疫療法クリニック(http://www.khic.jp/case-report/201309-gastric)

事例4

「医療法人わかと会 リバーシティークリニック」から報告されているスキルス胃がんステージⅣbと診断された69歳女性の症例報告では、がん遺伝子治療の症例が報告されています。抗がん剤治療を併用しながら、遺伝子治療を実施。その結果、腹膜播種やリンパ節転移に改善が見られたそうです。女性は当初、緩和ケアを推奨されていたものの、その後根治的胃がん手術を受けるのが可能な状態まで回復したことが報告されています。

事例5

ステージ4と診断された膵臓癌患者へ、IMRT(強度変調放射線治療)を通じた局所制御と抗がん剤GEM(ジェムザール)を併用した東京放射線クリニックの症例では、治療前と比べて12か月後には腫瘍が縮小しています。IMRT(強度変調放射線治療)は、放射線の量を照射する方向によって変化させられるため、治療効果が高い治療方法と言われています。

事例6

膵がんステージⅣと診断された48歳女性に対して、外科手術ならびに術後化学療法に放射線療法を加えて治療を行った、「東京都保健医療公社多摩南部地域病院外科」の症例では、治療開始後、局所リンパ節再発があったものの、手術・化学療法・放射線治療によって44か月と長期生存を確認したことが報告されています。膵がんは難治性のガンですが、外科手術と化学・放射線療法と複数の治療を組み合わせることで治療成績の向上が報告されています。

事例7

内分泌甲状腺外会誌2016に報告した症例報告によれば、初診時甲状腺がんステージ4aと診断された51歳男性は、2006年12月から2007年1月までに放射線照射治療を19回実施。パルブロ酸の服用、ドキソルビシン(計4クール)、シスプラチン3クール、さらに2007年2月中旬に手術を行った結果、3月中旬に退院。1年ごとにPET-CT検査と年2回のエコー検査を行った結果、再発が認められなかった症例が報告されています。

参照元:内分泌甲状腺外会誌33(2):128-134,2016|集学的療法によって寛解に至った甲状腺未分化癌3例(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjsts/33/2/33_128/_pdf/-char/ja)

事例8

ステージ4の肛門がんと診断された50歳の女性の症例では、5-fluorouracil(5-FU)/mitomyein C(MMC) 療法と、化学放射線療法を実施を実施したところ、寛解をした症例が琉球大学大学院医学研究科より報告されています。上記の治療をスタートしてから1年半経過したのちも、再発は見られず、肛門機能も良好と報告されています。

参照元:西日本皮膚科|進行期の肛門部有棘細胞癌に同時化学放射線療法が奏効した 1 例(https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishinihonhifu/77/3/77_230/_article/-char/ja/)

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クリニック3院

◆トモセラピー治療の費用と期間について
保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保自由診療の場合は約3万3000円ほど。病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、詳細は病院・クリニックに直接お問合わせください。

◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがあります。

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◆トモセラピー治療の費用と期間について
トモセラピーとは、がん細胞が集まる病巣を包み込むように放射線を照射できる放射線治療システムです。
トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きくことなります。保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円と言われています。
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。

◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用が生じるケースがあります。不安な方は各病院・クリニックへ相談しましょう。