がんの転移とは、最初に発生したがん細胞が血液やリンパ液の流れに乗って、別の臓器や組織に移動し、そこで増殖することをいいます。
「転移しているかもしれない」「どこに転移しやすいのか知りたい」と不安になる方もいるでしょう。転移しやすい場所は、がんの種類によってある程度傾向があります。ただし、実際に転移しているかどうかは、画像検査や血液検査などをもとに医師が判断します。
このページでは、がんが転移する仕組み、5大がんの主な転移先、転移が疑われるときに確認したいこと、転移・再発がんの治療相談先を探す際の考え方について解説します。
がんは大きく成長すると、一部のがん細胞が周囲の組織に入り込んだり、血液やリンパ液の流れに乗ったりして、別の臓器へ移動することがあります。移動した先でがん細胞が増殖すると、転移として確認されます。
転移したがんは、もともと発生したがんの性質を持っています。たとえば、肺に転移したがんであっても、もともとのがんが大腸がんであれば「大腸がんの肺転移」として扱われます。
転移の有無や広がりによって、治療方針は変わります。気になる症状がある場合や、検査で転移の可能性を指摘された場合は、主治医に現在の状態や今後の治療方針を確認しましょう。
がんは種類によって、転移しやすい場所に一定の傾向があります。ここでは、肺がん、乳がん、胃がん、肝臓がん、大腸がんの主な転移先を紹介します。
| がんの種類 | 主な転移先 |
|---|---|
| 肺がん | 肺、肝臓、脳、骨、副腎など |
| 乳がん | 肺、肝臓、脳、骨など |
| 胃がん | 腹膜、肝臓、横行結腸、すい臓、脾臓など |
| 肝臓がん | 肺、肝臓内など |
| 大腸がん | 肺、肝臓、大腸、膀胱、膣など |
ただし、上記はあくまで一般的な傾向です。実際の転移先や進行の仕方は、がんの種類、病期、治療歴、体の状態によって異なります。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関で相談しましょう。
転移がある場合でも、初期には自覚症状がほとんどないことがあります。一方で、転移した場所によっては、体の不調として現れることもあります。
これらの症状があるからといって、必ず転移しているとは限りません。ただし、がんの治療後や経過観察中に気になる症状が続く場合は、次の定期受診を待たずに主治医へ相談しましょう。
がんの治療後は、再発や転移がないかを確認するために、定期的な検査が行われることがあります。検査の内容や頻度は、がんの種類、治療内容、病状によって異なります。
検査では、CT、MRI、PET-CT、超音波検査、血液検査、腫瘍マーカーなどが用いられることがあります。どの検査が必要かは、主治医が患者さんの状態に合わせて判断します。
治療後しばらくは、再発や転移に注意が必要な時期とされています。検査予定を守ることに加えて、体調に異変や違和感がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
転移が見つかった場合でも、すぐにすべての治療ができなくなるわけではありません。がんの種類、転移の場所や数、全身状態、これまで受けた治療によって、検討できる治療法は異なります。
たとえば、薬物療法で全身に広がったがんを抑えることを目指す場合もあれば、放射線治療で特定の病巣を狙って照射する場合もあります。痛みや息苦しさなどの症状を和らげるために、緩和ケアを組み合わせることもあります。
大切なのは、転移の有無だけで判断するのではなく、「どこに、どのくらい転移しているのか」「今の体力で受けられる治療は何か」「治療の目的は何か」を主治医と確認することです。
転移や再発が見つかった場合、治療方針は患者さんごとに異なります。抗がん剤治療や治験を中心に相談する場合もあれば、放射線治療、免疫療法、緩和ケアなどを組み合わせて検討する場合もあります。
医療機関によって、相談できる治療法や診療体制は異なります。現在の状態や希望する治療方針を整理したうえで、転移・再発がんの治療に対応している医療機関を確認してみましょう。
近年は、AIを活用した画像診断や、リキッドバイオプシーと呼ばれる検査方法にも関心が高まっています。リキッドバイオプシーは、血液などの体液を調べることで、がんに関連する遺伝子異常などの情報を得ようとする検査です。
AIは画像診断の分野で医師の判断を補助する技術として活用が進んでいます。また、リキッドバイオプシーは、がんの性質を調べたり、治療方針を考えたりするうえで役立つ可能性があります。
ただし、これらの技術だけで転移の有無を判断できるわけではありません。実際の診断や治療方針は、画像検査、血液検査、病理検査、症状、これまでの治療歴などを総合して医師が判断します。
がんの転移は、がんの種類や進行度、治療歴によって起こりやすい場所や確認すべき検査が異なります。インターネットで情報を調べることは大切ですが、症状だけで転移の有無を判断することはできません。
気になる症状がある場合や、検査で転移の可能性を指摘された場合は、主治医に現在の状態と今後の治療方針を確認しましょう。必要に応じて、セカンドオピニオンや別の医療機関への相談を検討することもできます。
当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。
画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)
痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。
| 所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33-12 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6407-9407 |
画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)
患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。
| 所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル北ウィング6F |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6263-8163 |
画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)
新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。
| 所在地 | 東京都江東区有明3-8-31 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |