最終更新日:2025.09.24
東京都がん診療連携協力病院として認定される「東邦大学医療センター大橋病院」について癌治療の特徴や流れをまとめました。
東邦大学医療センター大橋病院は肺や胃、大腸、乳など様々な部位に関して東京都がん診療連携協力病院の認定を受けている総合病院です。標準治療による癌治療に加えて、乳がんセンターなど専門性をさらに強化した担当部門を開設することで、より患者の心や体に寄り添った癌治療を提供できるよう、院内全体で取り組んでいることも重要です。またマンモグラフィ検診施設の認定を受けるなど、癌の予防や早期発見に向けた体制強化を進めています。
高精度放射線治療装置「リニアック」や手術支援ロボット「ダビンチ」といった治療機器やシステムの導入も積極的に進めています。
東邦大学医療センター大橋病院では東京都がん診療連携協力病院として標準治療を主軸とした癌治療を行っており、さらに複数の診療科が連携して患者の治療に当たる集学的治療を実践していることも重要です。なお、癌患者の情報共有は複数の診療科が集まって毎週行う定例会などでも共有され、治療の是非や効果が検討されます。
高精度放射線治療装置「リニアック」を活用し、SRT(定位放射線治療)やIMRT(強度変調放射線治療)といった高精度放射線照射を行っています。従来の画像診断機器に加えて、IGRT(画像誘導放射線治療)というシステムを導入していることもポイントです。
呼吸器外科などでは手術支援ロボット「ダビンチ」を使ったロボット支援胸腔鏡下手術(ダビンチ手術)を実施しており、専門医資格や認定医資格を有する医師が内科や放射線科とも連携しながら適切な治療計画の管理を行っています。
東邦大学医療センター大橋病院の乳がんセンターでは、受診した全ての患者を対象として、専門医による触診や読影、音波検査などの検査に加えて、必要に応じて針生検などによる多角的ながん検査を実施しています。
また検査結果は乳腺専門医・認定医によって、原則受診当日に説明を受けることが可能です。
東邦大学医療センター大橋病院では癌治療など難治性疾患の治療に関して、初診前に患者の意思や希望などを確認する作業を問診票にて実施しています。そのため医師の診断を受ける前に、自身がどのような想いや不安を抱いているのか、あらかじめ問診票へ記載することが大切です。
目的とする診療科で初診を受けます。なお、事前の予約や紹介状がなくても受診できますが、その場合は初診受付へ診察申込書を提出し受付を行います。
初診の内容や検査結果にもとづいて、専門医や認定医が患者ごとの治療計画を作成します。実際の治療は原則として計画に則って進められ、治療経過や検査結果をもとに適宜フィードバックされる仕組みです。
治療計画を終えた後で、現在の癌がどのような状態になっているのかを確認します。治療経過が良好な場合も、定期的な検診などで再発予防に努めなければなりません。
施設名 | 東邦大学医療センター大橋病院 |
---|---|
診療科目 | 消化器内科、循環器内科、腎臓内科、脳神経内科、呼吸器内科、膠原病リウマチ科、糖尿病・代謝・内分泌内科、小児科、外科、脳神経外科、整形外科、心臓血管外科、産婦人科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、形成外科、救急治療科、リハビリテーション科、病理診断科、脳卒中センター、乳がんセンター、脊椎脊髄センター |
電話 | 03-3468-1251 |
所在地 | 東京都目黒区大橋2-22-36 最寄駅:駒場東大前駅、池尻大橋駅 |
駐車場 | 有り |
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平日8:30~11:30/13:30~15:30 土曜8:30~11:30 |
● | ● | ● | ● | ● | ● (第5土曜日:休診) |
- | - |
当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。
画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)
痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。
所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33-12 |
---|---|
電話番号 | 03-6407-9407 |
画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)
患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。
所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル北ウィング6F |
---|---|
電話番号 | 03-6263-8163 |
画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)
新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。
所在地 | 東京都江東区有明3-8-31 |
---|---|
電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |