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独立行政法人国立病院機構災害医療センター

最終更新日:2025.04.11

このページでは、東京都認定がん診療病院として指定されている独立行政法人国立病院機構災害医療センターについて、癌治療や取り組みをまとめました。

目次

東京都認定がん診療病院に独自認定されている
独立行政法人国立病院機構災害医療センター

国立病院機構災害医療センター公式サイトキャプチャ
引用元:独立行政法人国立病院機構災害医療センター公式HP(https://saigai.hosp.go.jp/)

独立行政法人国立病院機構災害医療センターは東京都基幹災害拠点病院として医療体制を構築していると同時に、2010年3月から東京都独自の認定として「東京都認定がん診療病院」の指定を受けている医療機関です。これは、国が指定する「がん診療連携拠点病院」と同等に高度な癌治療を提供できる医療機関とされており、手術や化学療法、放射線治療といった各種癌治療を複合的に活用する、集学的治療の実践が特徴となっています。

また、独立行政法人国立病院機構災害医療センターだけで治療や対応が困難な癌患者に対しても、提携医療機関と協力しながら適切な治療計画の構築や治療実施をサポートすることも重要です。

独立行政法人国立病院機構災害医療センターの治療方針

東京都認定がん診療病院として全身の様々な癌や悪性腫瘍に対して集学的治療を実践しており、手術や化学療法、放射線治療といった標準治療をベースとして適切な治療プランを提案してもらえます。

高精度放射線治療

独立行政法人国立病院機構災害医療センターは日本放射線腫瘍学会(JASTRO)の施設認定を受けており、画像誘導放射線治療(IGRT)や定位放射線治療(SRT)といった、従来の放射線照射よりも高精度な放射線治療を提供していることが強みです。

放射線治療医として日本医学放射線学会診断専門医・指導医や日本IVR学会専門医の資格を有する複数の専門医が連携し、チーム医療を実践している点も重要です。

参照元:国立病院機構災害医療センター|放射線科(https://saigai.hosp.go.jp/treatment/department/radiology.html#sympton

化学療法や放射線治療と手術の併用

外科治療に関しても手術を単独で行うのでなく、化学療法や放射線治療を併用する集学的治療を実践しており、どのような治療法が適しているのか患者ごとの状態を見極めながら検討してもらえます。

なお、手術法についても患者への負担を軽減する内視鏡手術などの低侵襲治療がベースとなります。

ペインクリニック外科

ペインクリニック外科では癌治療におけるサポート緩和ケアチームとして、がん性疼痛に対する薬物療法を主治医と共同で提供していることも強みです。

癌の痛みや原因に対して適切な治療薬の選定を行っており、治療効果の追求だけでなく副作用リスクのマネジメントなど多角的な視点で患者に向き合っていることは見逃せません。

独立行政法人国立病院機構災害医療センターの治療の流れ

独立行政法人国立病院機構災害医療センターは地域における高度癌医療の根幹としての役割を果たせるよう、地域の医療機関や医師との連携が前提となっており、独立行政法人国立病院機構災害医療センターでの治療には原則として他の医療機関からの紹介状が必要です。

初診予約・受付

紹介状を入手した上で、外来診療予約センターで初診予約を行います。また、初診の場合は予約当日に病院の1階2番窓口において「初診受付」を行ってから、各診療科を受診してください。

診察・検査

診療科において主治医による診察と各種検査を行います。なお、どの診療科を受診すれば良いのか分からない場合や、かかりつけ医を持っていない場合、あらかじめ「がん相談支援センター」で相談することが可能です。

治療の実施

診断結果や検査結果などを総合的に考慮して、治療内容や治療計画を立案。治療の実施後は定期的な診察を行い、治療効果を検証して治療計画にフィードバックしてくれます。

なお、集学的治療として複数の診療科が協働しており、具体的な治療については主治医に相談しながら総合的に考えられることが重要です。

独立行政法人国立病院機構災害医療センターの基本情報

施設名 独立行政法人国立病院機構災害医療センター
診療科目 血液内科、糖尿病・内分泌内科、腎臓内科、膠原病・リウマチ内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、消化器・乳腺外科、救命救急科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線診断科、放射線治療科、歯科口腔外科、麻酔科、病理診断科、緩和ケア内科、ペインクリニック外科 (計30診療科)
電話 042-526-5511
所在地 東京都立川市緑町3256番地
最寄駅:立川駅、高松駅
駐車場 有り

診療時間

時間
8:30~11:00(受付時間)
がんステージ4の治療ができる
医療機関 3院

当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。

自由診療|放射線療法
トモセラピー
再発・多発転移がんを治療
クリニックC4
クリニックC4<トモセラピー>

画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)

痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。

  • 症例のある対象疾患
前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
所在地 東京都渋谷区元代々木町33-12
電話番号 03-6407-9407
自由診療|免疫療法
樹状細胞
ワクチン療法
体の免疫力に働きかけて治療
銀座鳳凰クリニック
銀座鳳凰クリニック<樹状細胞ワクチン療法>

画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)

患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。

  • 症例のある対象疾患
前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
所在地 東京都千代田区外神田4-14-1
秋葉原UDXビル北ウィング6F
電話番号 03-6263-8163
保険診療|外来化学療法
抗がん剤治療
再発や転移を抑制
がん研有明病院
がん研有明病院

画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)

新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。

  • 症例のある対象疾患
前立腺がん 頭頸部がん 肺がん 乳がん 胃がん 小腸がん 肝胆膵がん 大腸がん 直腸がん 泌尿器がん 卵巣がん 子宮がん 肝臓がん 膀胱がん 膵臓がん 膵体部がんなど
所在地 東京都江東区有明3-8-31
電話番号 03-3520-0111(大代表)
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