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イリノテカン

ここでは、肺がん(小細胞肺がん、非小細胞肺がん)、子宮頸がん、卵巣がん、胃がん、大腸がん(結腸がん、直腸がん)などの治療に用いられている抗がん剤イリノテカンについて、その特徴や使い方、注意点、副作用について2025年時点の情報に基づき説明します。

イリノテカンに関する正しい理解をもとに、主治医と相談しながら治療を進めることが重要です。

目次

イリノテカンの作用と特徴

イリノテカンの効果・効能

イリノテカン(一般名:イリノテカン塩酸塩水和物)は、DNAトポイソメラーゼIという酵素の働きを妨げることによってがん細胞の増殖を抑える抗がん剤です。2025年現在、日本国内で保険適用されているのは以下の部位に発症するがんです。

なお、乳がんや有棘細胞がん(皮膚や頭頸部など)に対して、状況に応じて使用される場合もありますが、標準治療の第一選択ではないことが多いため、治療方針は主治医とよく相談する必要があります。

イリノテカンの有効成分

イリノテカン塩酸塩点滴静脈注射液「NK」には、40mg製剤には「イリノテカン塩酸塩水和物40.0mg」、100mg製剤には「イリノテカン塩酸塩水和物100.0mg」が含まれています。

イリノテカンの用法

イリノテカンの投与方法にはA法からE法までのいくつかの種類があり、がんの種類や治療の目的に応じて選択されます。

A法では、1日1回100mg/m²を週に1回、3〜4回点滴静脈注射し、その後2週間ほど間隔をあけて繰り返します。B法では150mg/m²を2週間ごとに2〜3回投与し、少なくとも3週間あけて1クールとします。

C法では、40mg/m²を3日間連続で投与し、それを1週間ごとに2〜3回繰り返した後、2週間以上休薬します。D法は、1日1回20mg/m²を5日間連続投与し、それを1週間ごとに2回行い、1週間休薬します。E法では、180mg/m²を1日1回点滴投与し、2週間以上あけて繰り返します。

小細胞肺がんや非小細胞肺がん、乳がん、有棘細胞がんではA法、子宮頸がん、卵巣がん、胃がん、大腸がんではA法またはB法が使われます。非ホジキンリンパ腫ではC法、小児の固形がんではD法、治癒切除ができない膵がんではE法が選択されることがあります。

また、A法、B法、E法では、500ml以上の生理食塩液などに溶かして90分以上かけて点滴します。C法では250ml以上の生理食塩液に溶かして60分以上かけて投与します。D法では100ml以上の液体に溶かし、やはり60分以上かけて点滴します。

イリノテカンの注意点

イリノテカンを使用するにあたり、いくつかの注意事項があります。

特に併用が禁忌とされているのは「アタザナビル硫酸塩(製品名:レイアタッツ)」で、イリノテカンの血中濃度が上昇する危険があります。また、グレープフルーツジュースやセントジョーンズワートを含む食品は代謝に影響を及ぼすため、避ける必要があります。

イリノテカンの成分が胎児への影響や、母乳を通じて乳児への移行リスクが考えられるため、治療期間中は避妊が求められ、授乳も避けるように指示されます。

さらに、骨髄の働きが抑えられやすくなることがあり、定期的な血液検査による確認が必要になります。

イリノテカンの副作用

イリノテカンによって現れる可能性のある副作用には、次のようなものがあります。いずれも骨髄の働きが弱まることが影響していると考えられています。

感染症に罹患・重症化すると、かぜのような症状や全身のだるさ、発熱、嘔吐などが現れ、敗血症に進行すると関節や筋肉の痛み、急な高熱、寒気や震えが出ることがあります。

肺炎では発熱や咳、痰、息切れなどが見られ、播種性血管内凝固症候群(DIC)では、めまいや歯ぐきの出血、息切れ、皮膚や白目の黄ばみ、耳鳴り、鼻血、あざなどが現れることもあります。

そのほかにも、下痢や腸炎、腸管穿孔、消化管からの出血、腸閉塞、間質性肺炎など、さまざまな症状が出る可能性があります。詳しくは主治医に相談することが大切です。

がんステージ4の治療ができる
医療機関 3院

当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。

自由診療|放射線療法
トモセラピー
再発・多発転移がんを治療
クリニックC4
クリニックC4<トモセラピー>

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痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。

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銀座鳳凰クリニック
銀座鳳凰クリニック<樹状細胞ワクチン療法>

画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
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患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。

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抗がん剤治療
再発や転移を抑制
がん研有明病院
がん研有明病院

画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)

新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。

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