放射線治療を受けることになったとき、「初診では何をするのか」「いつから照射が始まるのか」「治療中は普段通り生活できるのか」と不安になる方もいるでしょう。
放射線治療は、診察後すぐに照射を始めるのではなく、検査結果の確認、固定具の作成、CTシミュレーション、治療計画の作成などを経て進められます。がんの種類や場所、治療目的によって、照射回数や通院期間は異なります。
このページでは、一般的な放射線治療の流れ、治療中の注意点、治療後の経過観察、放射線治療を相談できる医療機関の探し方について解説します。
放射線治療は、患者さんの状態や治療目的に合わせて計画を立てたうえで行われます。一般的には、以下のような流れで進みます。
治療期間や照射回数は、がんの種類、照射部位、治療の目的、体の状態によって異なります。詳しいスケジュールは、担当医に確認しましょう。
はじめに、放射線治療を担当する医師が診察を行います。これまでの検査結果や画像データ、病理検査の結果、治療歴、現在の体調などを確認し、放射線治療の対象となるかどうかを検討します。
診察では、どの部位に放射線を照射するのか、どのような装置を使うのか、どのくらいの線量を何回に分けて照射するのかを検討します。放射線治療では、一度に全線量を照射するのではなく、体への負担を抑えるために複数回に分けて照射することが一般的です。
治療の目的が、がんの縮小、再発予防、痛みや症状の緩和のどれに近いのかも確認しておきましょう。
放射線治療では、毎回できるだけ同じ姿勢で照射を行うことが重要です。そのため、照射する部位によっては、身体を固定するための装具を作成します。
頭頸部や脳の治療では専用のマスクを作ることがあり、体幹部の治療では専用のマットレスや固定具を使用する場合があります。固定具を使うことで、照射位置のずれを減らし、治療計画に近い形で放射線を当てやすくします。
固定具の有無や種類は、照射する部位や医療機関の治療方法によって異なります。
放射線治療の前には、治療計画を作るためのCT撮影を行います。これをCTシミュレーションと呼びます。
CTシミュレーションでは、実際に治療を受けるときと同じ姿勢で撮影し、がんの位置や周囲の正常な臓器の位置を確認します。必要に応じて、身体に印を付けたり、固定具を使った状態で撮影したりします。
この検査は、放射線をどの方向から、どの範囲に、どのくらい照射するかを決めるための大切な準備です。
CTシミュレーションで得られた画像をもとに、放射線腫瘍医、医学物理士、診療放射線技師などが関わりながら、治療計画を作成します。
治療計画では、がんに必要な線量を届けながら、周囲の正常組織への影響をできるだけ抑えることを目指します。照射する範囲、方向、線量、回数などを細かく設定し、コンピューターを用いてシミュレーションを行います。
実際に照射を始める前には、計画通りに治療が行えるかを確認するための検証が行われます。安全性を確認したうえで、照射開始日が決まります。
治療計画が決まると、実際の照射が始まります。一般的には、月曜日から金曜日までの平日に照射を行い、土日を休みにするスケジュールが多く見られます。ただし、治療目的や照射部位、医療機関の方針によって回数や期間は異なります。
1回の照射時間は比較的短いことが多く、照射そのものは数分で終わる場合もあります。ただし、位置合わせや準備を含めると、実際の滞在時間は医療機関によって異なります。
予定された回数を継続して受けることが重要です。体調不良や通院が難しい日がある場合は、自己判断で中断せず、早めに担当医や医療スタッフへ相談しましょう。
予定された回数の照射が終わった後は、経過観察の期間に入ります。定期的に通院し、がんの状態や治療後の体調変化を確認します。
放射線治療の効果は、治療終了直後にすぐ判断できる場合ばかりではありません。時間をかけて変化を確認することもあります。
また、副作用の出方には個人差があり、照射中だけでなく治療後に症状が出る場合もあります。気になる症状がある場合は、次の受診日を待たずに医療機関へ相談しましょう。
放射線治療は、あらかじめ決められた回数とスケジュールに沿って行うことが大切です。治療計画は、予定された照射を受けることを前提に作成されています。
体調がよくなったように感じても、自己判断で治療を中断すると、当初想定していた効果が得られにくくなる可能性があります。反対に、副作用や体調不良がつらい場合も、自己判断でやめるのではなく、担当医や看護師に相談しましょう。
予定通りに通院できない事情がある場合は、早めに医療機関へ連絡することが重要です。
放射線治療は、複数の専門スタッフが関わるチーム医療です。主に、以下のようなスタッフが連携して治療を進めます。
不安なことや困っていることがある場合は、医師だけでなく、看護師や放射線治療に関わるスタッフにも相談できます。
放射線治療は通院で行われることも多く、仕事や日常生活を続けながら受ける方もいます。ただし、副作用の出方や疲れやすさには個人差があるため、治療中は無理をしすぎないことが大切です。
照射した部位は、治療中から治療後しばらくの間、刺激に弱くなることがあります。入浴やスキンケア、服装などで注意すべき点は、照射部位によって異なるため、担当の医療スタッフに確認しましょう。
放射線治療には、リニアック、トモセラピー、粒子線治療など複数の種類があり、対応している治療法や設備は医療機関によって異なります。
また、治療の目的も、がんの縮小、再発予防、痛みや症状の緩和など、患者さんの状態によって変わります。転移や再発がある場合でも、病巣の場所や数、全身状態によっては、放射線治療を相談できることがあります。
自分の状態で放射線治療を検討できるかどうかは、専門の医師に確認することが大切です。必要に応じて、放射線治療に対応している医療機関を確認してみましょう。
放射線治療は、診察、固定具作成、CTシミュレーション、治療計画、照射、経過観察という流れで進みます。治療期間や照射回数、通院頻度は、がんの種類や照射部位、治療目的によって異なります。
治療を受ける前に流れを知っておくことで、不安を軽減し、医師や医療スタッフに質問しやすくなります。気になることがある場合は、自己判断せず、担当医や医療スタッフに相談しましょう。
当サイトでは、保険診療で受ける「抗がん剤治療」と、自由診療で受ける「トモセラピー」や「樹状細胞ワクチン療法」でステージ4のがんを治療する方法について紹介しています。がんの進行度により、医師と相談して検討しましょう。
画像引用元:クリニックC4公式HP
(https://cccc-sc.jp/)
痛み・副作用の少ない放射線療法
放射線治療のトモセラピーに特化したクリニックで、重粒子線、陽子線などの先進医療での治療を断られた方にも、ステージ4で「手立てがない」と言われた方にも、身体に優しいがん治療をお探しの方にも、痛み・副作用の少ない治療を行います。薬剤との併用により、より積極的な治療を行うことも可能です。
| 所在地 | 東京都渋谷区元代々木町33-12 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6407-9407 |
画像引用元:銀座鳳凰クリニック公式HP
(https://www.ginzaphoenix.com/)
患者の細胞からワクチンを作製
免疫細胞を研究している院長のもと、免疫の司令塔である樹状細胞を使ってがん免疫療法を行っているクリニックです。患者様専用のワクチンを作るイメージで、治療の手立てがないと言われた患者様へも提供可能な治療法です。しっかりと寄り添って治療を進めていく姿勢も、治療を選択する要因になっているようです。
| 所在地 | 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル北ウィング6F |
|---|---|
| 電話番号 | 03-6263-8163 |
画像引用元:がん研有明病院公式HP
(https://www.jfcr.or.jp/hospital/)
新しいがん治療薬の導入に積極的
抗がん剤による薬物療法が進む中、「先端医療開発科」が創設され、新しいがん治療薬での治療をいち早く受けられるよう、早期臨床開発を推進している病院です。幅広い知識と経験を持つ専任医師とスタッフが、それぞれの患者様に合った臨床試験を提案し、これまでの薬では治らなかったがんの治療に取り組んでいます。
| 所在地 | 東京都江東区有明3-8-31 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-3520-0111(大代表) |